祭り

引き続きわっしょい百万夏祭りである。
実際のところ、俺はあまり花火に関して興味がない。特に美しいとも思わず、だからといってまったく無意味であるような気がしているわけではないのだが、今回の花火はひとりで見ていたせいか、あるいは直前に妙なクレーム対応があって人生に疲れ気味であったせいか、妙に心にしみる。うむ。花火は俺がいままで思っていたよりもはるかに美しい。
だがそんなことは実際どうでもいい。俺が気になったのは、江戸時代の打ち上げ方である。やることは、まあ、電子制御か否かみたいな違いはあろうが同じだろうと思うのだが、大筒的なアレで打ち上げていたのだろうか。とすると、ぶっちゃけ軍事転用が割と容易……というか、当時の技術力でいえば直線相手に叩き込むだけでちょっとした大砲以上の相当な損害が出せたと思うんだが、あれを江戸幕府が認可していたというのはどういうことだろう。戊辰戦争とか、幕府の洋式系部隊に火薬扱いの熟練者として花火師出身者とかいてもよさそうなものだが、そういうのはいなかったのかね。ふむう。