フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン 読了ー。
いやあ面白かった。あからさまに過ぎるカリーニンの複線とか、どうにも戦力の見積もりが甘いクラマとか、かなめの意思決定みたいなものが前面に出てきたのは最後の最後だけだったりとか、その辺りがどうにも気になりつつも、概ね満足。つーか、クルーゾーとクルツ超つええ。最後の最後までベヘモスを出し抜ききったのは素晴らしい。クルツはスナイパーという関係上、針の穴を通すアタッカーという美味しい役が多いのは仕方がないのかなー。綿密に描写しても、あたりまえのように描写しても、どちらにせよトンデモネエってことは伝わるだろうし。今回の残念賞はマオ姉さんだろうか。指揮官だし、クルーゾーより遥かに状況が悪い出発からだから仕方が無いといえばそうなんだろうけど。