やべえ。萌える萌えると話題のタカヤの第一印象が、ギャグ部分の面白さと勢いの凄まじさだったあたり、僕はもうだめかもしれぬ。
いや、決して萌えないとは申しませんが。
なんていうか恐ろしく主観的なのですが、ほら、この手の漫画において主人公はヘタレ過ぎたり「理想を押し付けないでくれ!」とかヒロイン相手に怒鳴って出奔したりとかしながら、割と状況に流されて話が進むことが多いような気がして、そういったヌルい主人公は大嫌いなのです。その手の漫画はよほど女性キャラクターに萌えない限りは即座に切ってるので例示として具体的にこれだっていう作品名は出てこないわけですが。
史上最強の弟子におけるケンイチもそうだけど、タカヤは割と本格的にやるときはやる男であって、少年漫画の主人公的な側面はキチンと持ってるあたり、作者は黄金時代のジャンプを読んで育った世代なんだなあ、と思うわけです。今後「やるしかない状況」に追い込まれてからしかやらない、とかそんなシチュエーションが増えないことを祈る。
浩之ちゃん系っていうのかな。いわねえな。周囲から割と過度の期待をされているように見えて、一見そうでないように見えて、でも実際にはしっかりとそういう奴だ、みたいな。「しっかりと」ここ重要。「実はそういう奴」とは大きく違うのです。自分で書いててわけわからんな。まあいいや。
いつでもバトル路線に持っていけそうな設定も素晴らしい。執念のヘタレ御曹司・小金はその際にぜひ仲間でお願いします。バトル路線とはいっても、ステージ設定からしてGODA銃みたいな展開にしか出来ない気はするけど、あからさまなほど終焉の兆しを見せているいちご100%の跡目をついで、色気路線オンリーに走ったりせぬことを切に願う。
どうでもいいんですが、何コレェーッ!? に笑わずにいられようか。