特に意表をついた展開もなく、淡々と物語が進む。面白いのだけど、初期からとは面白さのベクトルが違ってきてる感じがあるなー。どのあたりが? と問われると難しいのだけど、メデューサの正体が割と拍子抜けだった上に「メデューサだから」ですべて片付けられそうな雰囲気を作っちゃったのがちょっと不満なのかもしれない。
それがメデューサの性質とするのなら石化するのは何故か、とか、マルコがメデューサに感染しない理由ってそんなことでいいのかよ、とか、強い母性を媒介におばちゃんのメデューサが発生したのなら、マルコたちもそれなりの目的にそぐうメデューサが発現するはずではないのだろうか、とか。その辺も複線なのかなー。続きが楽しみだ。

相変わらず青臭い物語でそこそこ満足。
しかし、挿絵の人は何を考えて、デヴ医者の手をねじりあげるアレンとか、そんな意味不明なシーンばかり挿絵を描いたのだろう。

  • 少年ジャンプ 26

狛村隊長の活躍がゼロのまま愛染の乱が終わってしまった…ただそれだけが不満。追放されてるはずの夜一はどうなったんだとか、マユリ先生は!? とかいろいろとあるのだけど、そのあたりはルキアの失踪と関連しているに違いないのでどうでもよし。
雛森が未だ昏睡状態であるってことは、アレか。尸魂界における生命力は霊力の強さと比例するという誰もが忘れている設定が生きてるのか、それとも藍染に裏切られたショックで生きる意志を失っているのか。治療班がついてないってことは傷は完治してるはずだもんな。
あと、一角の思考回路がいかにもそれらしい馬鹿で素晴らしい。話題を突然罵倒に切り替えた一護は単純に馬鹿だけど、どうもこういうところが好きになれんのだよな、コイツは。むしろ病み上がりの定義についての会話に剣八が混じってくれなかったのが悔やまれる。