http://home01.isao.net/yaritani/novel_001.htm
ちょっと待て。ちょっと待てーッ! 俺は明日試験だっつーの!
誰だこんな面白いSSを教えた奴はァー!
んで、以下SSの描写からちこっと派生。
いや、考察スレでちらっと話題に出てきたことであるんですが、達人が全力で斬りかかるが如き斬撃を三ツ発生させる、つまり三人の達人と同時に戦っていることと大差ないわけで、実際には構えが必要な燕返しを防ぐことよりも達人三人を迎え撃つほうがはるかに難しいだろうと。とするのなら、達人三人を相手に同時に襲い掛かられる状況に持ち込まれること自体が既に愚作極まるのと同様、構えを取った燕返しの使い手に斬りかかることこそ愚の骨頂。斬りかからねばならないという状況に陥っていること自体が既に敗北である、とはいえないだろうか。
つまりあの時点で『あってはならないものを見た』とかいってる時点でセイバーは何らかの手段で凛と士郎に連絡することを念頭に置くべきであって、凛と契約してパワーアップしているからといって、直感頼りになるような相手を即刻倒して進むなんて選択が存在すること自体が既におかしい。
そもそも失敗は許されない状況で、予想外の事態になったときに連絡する手段すら準備していなかったのが既におかしくないですか。
関連して、セイバーのカリスマってのはいうなれば『全軍我に続け!』的な鼓舞に付随するものであって、セイバーに心酔するものが全軍に浸透していて初めて機能するものであるんじゃねーかなと思った。ゆえに離反者が相次いだ時期には戦場においてどうしようもなかったんだろうな、とかそういう思考。一騎当千が一人いても、千人の軍勢と戦争して勝てるわけじゃねーしな。
余談。大前提としてエクスカリバーがあれならば、ランスロットアロンダイトとかトリスタンのフェイルノートだって相当な神性を帯びてる武器のはずだぜー。ランスロットもトリスタンも他民族の太陽神とかが取り込まれたものだしな、確か。ぶっちゃけ戦場において駆け回るとかそういったわけのわからんことはせず、遠くからその無尽蔵の魔力のぶつけ合いで戦争は終わっていないと不自然なわけですが、そのあたりにまったく触れられないあたり情報量を売りにするには薄っぺらいところではあるね。作品的に。