ダルダルっていうのは、ダルイ、つまりタルイという言葉を重ねて意味を強調している用法のようですね。
タルイは、「垂れ」「垂れる」の形容詞系で、「垂れる」の本来の意味は「引き摺る」。古くは万葉集などに「袖を引き摺ってわずらわしい」という意味の枕詞的に詠われている例があるようですが、十二単を「垂れて(引き摺って)」歩けばそりゃ疲れるわけで、次第に十二単が使われなくにつれて、ないし十二単を使わない階級の人たちに文字が広まるに連れて、『垂れる』という言葉自体が『疲れてわずわらしい』という言葉として使われるようになったんじゃねえかなあ、という。門外漢の調査結果および推論。
まあでも、今みたいに広まったのは近代になってからだと思う。
早くて明治維新とかあの辺り。