火縄銃の利点について。
なんとなくボヤいてるだけかもしれませんが、更新のネタがなかったので飛びつきますよ!(笑)
アレですよ、おっしゃってるニュアンスを見るに『戦国時代の熟練した弓兵の放った矢は鎧とかブチ抜くくらいに強烈だったしかなり長距離の精密な射撃も可能だった』というのはご存知のようですのでそっちのほうの説明は省きます。
火縄銃の利点というのは大雑把に言うと『運用投入が容易かった』という点です。
熟練した弓兵、と表記したのは無論理由がありまして、現代の弓道とは比較にならないベルの訓練が行われていた当時の弓兵の養成訓練ですが、つまり熟練して一人前になるまでには随分と時間がかかり、どうしても少数精鋭的な品揃えになりがちでした。
初期の鉄砲は威力や命中精度は弓に大きく水をあけられ(弓兵の熟練によっては飛距離でも遠く及ばず)、雨の日は言うに及ばず湿気た土地や場所でも思うように使えず、軽くぶつけただけで暴発し、コストがやたらかかり、しかも使い捨てに近かったという極めて条件の悪い兵器ではありましたが、実戦レベルの刀を打つのと比較して鋳造が簡単であり(野鍛冶でも可能なレベルだったと聞いたことがあります)、訓練が非常に容易かったため、実戦に投入しうるレベルに到達させるのが簡単だったとされています。強烈な音による敵の命令伝達の阻害なんかも、軽視できないレベルであったようです。
つっても、当時のメインウェポンは刀なんかではなく槍と弓矢と投石とかなので、槍に関する鋳造の難易度みたいなものも調べておきますわ。
ですので、部隊の内訳的にはまず『弓兵と鉄砲兵の混成部隊』がもっとも強く実用的で、次に『弓兵のみの部隊』、『鉄砲だけの部隊』へと続きます。
お暇ならこことか読んでみると良いかも。
http://mltr.e-city.tv/faq11h.html
まあ場所が場所なので非常に表現がスラング的であったりとか色々ありますが、そういうことをあまり気にしないのでしたらどうぞ。
図書館に頻繁にいかれているようですので鉄砲史に関する書籍を借りてくるとよいかもしれません。インターネットで検索しようと思っても、HPでは割と適当なことを書いてるところも多いですので。たぶん、僕も含めて。
むしろ何でその疑問がSRCカテゴリで語られてるんですか(笑)
そして書いてて思うに、この手の話題は霞薙さんとか死ぬほど詳しいのではなかろうか、などという想像。