ホロウ!
あまり肯定的なこと書いてませんが、楽しんでます。楽しんでますよー? 楽しんでるからこそ細かい部分が練りや下調べが甘いのが気になるだけであって。

  • 1.

どいつもこいつも酷く記号化された個性が追加されてんな。なんというか、二次創作コミュニティにおいて定着しつつあった属性がオフィシャルになっちまったようなチープな流れを感じる。悪い言い方をすればオタに媚びて人気に走ったともいえる。時の人である奈須きのこともあろう人間が、随分とまあくだらねえ真似をしたもんだ。

  • 2.

その動き自体に指向性はなくても、人間を皆殺しにするものであるというのならば、人がいなくなったほうからいるほうへ移動するのは必然であり、それは流れを作る。それを辿っていけばその使い魔が発生した場所とまではいかなくても、大まかな方向みたいなものはわかって然るべきではないのか。
発生地点が複数あるにせよ、複数あればあるなりに次回から動きやすくもなるだろうに、何故バゼットはそんなことにも思い至らないのか。などとそんなことが気になった。もっと偶発的にそこかしこで発生してるのか? しかし、それならそうだと書かれるべきだろうしな。
目で見たものだけを信じて、そこから類推することをしない。ゆえに、サーヴァントとも戦える戦力とクー・フーリンというサーヴァントを持ちながら即座に脱落したわけか、まあ納得出来る。

  • 3.

バゼットの性格が実に奈須きのこの引き出しの中から引っ張り出されたキャラだなーって感じで、新鮮味がゼロであるのは非常にマイナス点だと思った。式、志貴、シオン、士郎、バゼットと、ごく普通のガキ時代を過ごした人間が現時点までの主人公で一人もいないのは正直どうなのか。子供時代のバゼットのエピソードがはいったとき、正直『またか…』という印象だった。

  • 4.

どうでもいいことですが、サツマイモはコロンブス(1451?-1506)が南アメリカ大陸からヨーロッパに持ち帰って、そこから世界へ広がったものだった記憶がありますので、コロンブスの時代よりどう少なく見積もっても八百年は昔の人間であるセイバーが『当時のサツマイモはこんなに美味しくなかった』といったような意味の会話をするのは極めて不自然であります。