庭先案内 1巻

庭先案内 1巻

なんだかよくわからんけど、たまらんー。
このオーラというか雰囲気というか独特の世界観と言い回しみたいなものが大好き。テーマはやたら重かったりするのに、決して軽快ではないというのに、しかしノスタルジーではないなにかを描ききっている漫画というのは非常に珍しいのではないだろうか。むう。
哀愁などといったものではなく、そうだ。帯にも書いてるけどこういうのをメルヘンというのかもしれぬ。箱庭のメルヘン。うむ。うまいこと書いてるなこの帯は。
しかし、何処かでこの絵を見た記憶があるのだけど、アンソロ書いてた人なのだろうか。思い出せない。うう。なんか悔しい。
「あたしが子供の頃すでにばあちゃんだったかんねえ」
「いるわなあ。そういうキャラの完成早いタイプ」
このやり取りに爆笑。センスいい会話だ。素晴らしい。
遠方より来る。みたいな話も僕みたいな若造にはたまらん。最高だこれ。