■
- 作者: 松江名俊
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/04/18
- メディア: コミック
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
相変わらず急展開、というものとは無縁の作風だけども、しかも毎回同じような流れなのだけれども、それでもなお飽きさせずに読ませるあたり松江さんは大したモンだと思う。
この手の漫画としてはどうしても絵的なインパクトを求めるあまり「超巨漢」とかそういったキャラクターがいるものだけど、現時点のYOMIにはそういうのは明らかにいねえし(いやマスタークラスはほとんど巨漢なんだけどね)、格闘術の描き分けだけでここまでやれるっていうのはバキだって出来てねえのに。
いや、バキだから出来てない気もするな。まあいいや。
SRCはそのあたりの細かい武術特性の再現なんかには極めて不向きだから、データ化は難航しそうだな。大雑把に組むぶんにはいくらでも出来るだろうけど、それだとケンイチの魅力は半減されると感じる。シナリオローカルで色々と弄ればなんとかなるかなあ。
YOMIともそれなりに戦えるはずのバーサーカー、フレイヤ、ジークフリートの三人が新白連合から離れているというのは非常に意味ありげだ。現時点でYOMIと戦えるのは恐らくケンイチ、谷本、美羽、連華の4人だけであり、谷本は馬槍月が見つかるまで恐らく戦うまいな。実質ケンイチだけか。ふむ。
どうでもいいけど、たぶん、さくらがんばる!とかRYU−FINALとか読んだ人で、これを読んだとき「ケンイチが真の格闘家への道を開きやがった!」と思った人は多いと思うんだ。ケンイチは戦うことそのものには別に喜びを見出してはいないので終着点は違うんだろうけど。