はてな年間100冊読書クラブ:018
- 作者: 中村彰彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
近藤勇の実家を旧隊士が尋ねる話はどんな人が書いたどんなものを読んでも泣ける。ってことはきっと作品の善し悪しはうまく判別できておらず、ただ非常に好みにあうシチュエーションだってだけで「面白い」と思ってるってことなんだと思うんだけど、まあ、面白ければどうでもいいか。要は自分が満足できるかどうかだろうから。
昨日、日記で突然島田魁萌えとか言い放ったのはつまりこれを読んでいたからなのですが、島田魁の話は特に好みでした。誇り高い死ってのは、つまりこういうことだなー。島田魁がやったことそのものではなく自分が選択した未来を徹底的に貫くっていう、壬生義士伝の吉村貫一郎もそんな感じだったし実に日本人的なセンスだとは思うけども、やっぱりこういうのはいい。
あとどうでもいいけども、原田左之助は強過ぎると思います。