というわけで、久しぶりに映画! アニメのやつ見てきたよ!
ネタバレしてないけど、話の構成とか書いてるので気になる人は注意。まあ時かけに関しては今さらだけど。
…相変わらずまるっきり内容ちげえのな。
僕はそもそも原作を読んでいないので、なにがどれくらい違うのかといったのはよくわからないのだけど、今までに見たメディアミックスが全部違う時点でなんともアレだ。ネームバリューだけで売って中身で売る気ねえなコイツら…という気がしないでもない。
ラベンダーの香りとか重要なファクターが一切合財消え失せてたりとか、そういったSF的な側面がほとんど影を潜めて普通の青春映画になってる感じがする。タイム・リープ現象ですら小道具のひとつであって中核じゃない。
まあ、ストーリー自体はタイム・リープものでよくある話なのでなにを言っても今さらな気はするのだが。
…などと色々思うところはありますが、面白かったですよ。
真琴のキャラクターも可愛かったし、千昭とか功介も良いキャラしてました。だからこそ、楽しい筈の毎日の生活が少しずつ破綻する様も面白く見ることが出来たと思います。複線の張り方も回収の仕方も自然にやってて悪くなかった。ただ驚愕の展開っていうのがまったくないので、飽く迄もストーリー重視のSFとしてではなくちょっとした非日常を織り込んだ青春ドラマくらいの認識で見るべきかも。
ラストシーンは絵的な美しさを重視し過ぎて唐突感あふれるので、そこだけ気になったかな。細かい突っ込みどころは気にすまい。
アレですよ。僕にはですね、その、スタッフロールが終わる最後の最後のまでしんみりとした余韻に浸れて、サントラ買おうかなーとか思えるような映画ってあんまりないので、色々書いた割にはとても気に入った映画なんだと思います。いやハリウッド映画のサントラとかほぼ買わないから当然といえば当然だけど。
ぶっちぎって面白いわけでもなく、面白くないわけでもなく。好みにあう人だけ見て面白いと思えばいい。そんな映画。客観的には星三つ。主観的に星三つと四分の三。