はてな年間100冊読書クラブ:020

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

つーわけで20冊目ですよ。ニ、三日に一冊。よしいけるペースだ。
なんか段々とアレな話に。まあ殺すの殺さないのってのは良しとして、幻界に残った人間がわずかだが存在するってあたりが面白いな。ごくわずかなのかー。なにもかも忘れてこちらで暮らすっていう選択肢はそんなに少ないのかな。
ファンタジー色は思ってたよりもずっと薄かった。世界観の構築も普通なら魔法の体系も普通だし、警察機構、気候、世界情勢、星読みなどなど、格別目新しいものは無かったように思う。それでも面白いあたりがクソラノベ作家と違うところか。
そうした薄さも、ワタルの視点で見ているファンタジーだってことですんなりと納得がいくんだな。上手だなぁ。
RPGみたいに、すべてにおいて順序良く複線を張って複線を回収していっているのが少しご都合主義的な気がして気にならないでもないけど、こんくらいなら普通にあるレベルかなー。