はてな年間100冊読書クラブ:058

漫画版だと酷い負け方だったアクバー様が輝いてらっしゃる!
幼少の時分、読んだときには気が付かなかったシーンが、涙なくして読めなくなっているあたりに老いを感じる。幼いミレーユのガンディーノの脱出シーンなんかはもう、朝の電車の中だというのに、もう少しで出勤途中に泣きじゃくる怪しい人丸出しな醜態を曝すところであった。
そして最後の最後、「みんなとの夢のように楽しい旅はまだ続く」というような締め部分がもう。もうな。うああああ。前に何度か書いた気もするけど、たまらんのじゃよー。ぎゃわー。このたまらんという僕の嗜好も確か若い頃にこの本を読んだ所為なのだが、原典はやはり素晴らしい。
ああもう、もう一度だけ読んでとりあえず処分しようと思って読み始めたのに、処分できねえじゃんかよう。ちきしょう。たまんねえ。