はてな年間100冊読書クラブ:065
ヴェアヴォルフ‐人狼―オルデンベルク探偵事務所録 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 九条菜月,伊藤明十
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 新書
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「こいつの顔、何処かで…」的な複線も妙に多い。獣人であることのメリットばかりでデメリットが迫害されていること以外にないためなんか全体的な文章が説得力に欠ける。妖精結局でてこないじゃん。ゴブリンの抗争はどうなったのさ。最後の最後で事後的にあかされる最重要な事実が多過ぎやしませんか。
などなど、思ったことは沢山あり、
つまりそういう話でした。文章自体は悪くないので今後に期待かなぁ。
ああ、ミステリ部分においては満足がいくとは到底言いかねる内容でした。
状況を考えると、息子が事件を起こして親が庇って嘘をついているとしか考えられず、つまり隠してはいるが息子が獣人なのだろうといった具合には容易に考えが及ぶため、最初の1/4も読み終わらないうちに犯人がわかる。