はてな年間100冊読書クラブ:069

後書きにも書いてるけど、このシリーズも長いよな。高校の時の同級生に布教してた記憶があるから、高校時代には既に読んでいたはずだけれども。ふむ?
キャラが多くなり過ぎて、かつ前巻から微妙に時間があいてる所為でかわからないけれども、登場人物でよく覚えてないのが数名。ミラって誰だっけ。シベリア? はて。全然覚えてない。
話がようやく動いてきたといった感じだろうか。前述したようにもう少し現状把握にページを割いて欲しかったのと、アーム・スレイブはもっとずんぐりむっくりしたロボットだと思っていたので挿絵を見て少しガッカリしたという超個人的なマイナスポイントを除けば、非常に楽しく読めた。レーバテインの設計者に関するくだりは、まさに「なるほどなー」といった感じだった。ただレーバテインの強過ぎ感は、今までの例えば「対戦車ダガー」だけで泥にまみれながらも恐ろしく巧妙に戦う宗介といった構図が大好きなので、それでも圧倒的性能差に物を言わせるってことはつまりアムルガムの新型も今後出てくるだろうってことで、それはつまり今後はクルツたちの立場がどんどん微妙になるということではなかろうか。マオなんか唯でさえ戦闘シーンの影が薄いのに、どうなっちまうんだろう。切ない。
中立を名乗ってる割に基本的に西側白人だらけだとかのミスリル(デ・ダナンが例外的にそうなのかもしれないが)の矛盾点すらも複線にして組み込んでそうなのが賀東さんなので、そういった若干メタな視点での複線回収が行われると小躍りして喜ぶんだろうなぁ僕は、などと考えつつ。
明日からリセットかかって1冊目からかーと思えばなんか凹みもする。来年こそは100冊読むぞオラァ。