すっかり書くの忘れてたけど、観てきたよ!
DVDは画像がなかったから小説版で代用な!
素晴らしかった。販促的な側面というか、博物館ってのはこんなに面白いんだぞ! っていうのを子供たちに知らしめるには完璧というのは言い過ぎかもしれないが、及第点は少なくとも取れる映画だろう。
目の前にある凄く大きな恐竜の骨が、なにしろ動き出すかもしれないのだ。そんなわけはないけれど、もしかしたら、少しくらい、僕の前でだけ、動くかもしれない。かつて大地を駆け廻っていたあのときのような元気な姿で!
フン族の王が、かつての大統領が、エジプトのミイラが復活し、滅んだはずの鳥が、動物が、まるで生きているかのように目の前で動き出す。少しだけ想像力が豊かな子供たちがこれを見るだけで、博物館はまさに歴史と地続きになった異境と化すわけだ。わくわくして、どんな風に動くんだろう、そんなふうに戦ったんだろう、強かったのかな、僕なら逃げられるかな、私と仲良くなれるかな。一度でいいから、動いてくれないかな。お話してくれないかな。
…という念こそが、博物館に興味をひくのだ。……と思うのだが、それは夢見ガチな少年であった僕だけではないと思いたい。
ちっちゃいガキと一緒に観に行きたいねえ。事前教育が多少必要だろうとはけども。
なので、絵本を楽しく心を失った人にはお勧めしない。普通に面白いといった程度だと思うので。