2007-04-16 はてな年間100冊読書クラブ:005 書籍 新装版 夏草の賦 (下) (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/09/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 11回この商品を含むブログ (24件) を見るこっちは文句なしに面白い。元親が天下を取ることを諦めざるをえない状況に追い込まれ、情熱を失い、ゆるやかに武将としての、統率者としての生涯を終えていった流れと、最後の最後、島津攻略戦におけるくだりはもう涙なくしては見られない。 こういう描写してくれれば元親が強いってのがわかるんだけど、なぜ上巻でこれをやってくれなかったのだろう。 島津兵の男らしさに感じ入って泣きが入るあたり、僕はもう駄目かもわからんね。