はてな年間100冊読書クラブ:009

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知

3週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知

息子が育ち盛りのころ、いつも肩車をしてくれとせがまれました。肩車が大好きなのはわかっていましたけど、私はいつも忙しくて、子供と遊んでやれなかったんです。読まなければ鳴らない報告書、出席しなければならない会議、かけなければならない電話がありましたから。
子供が大きくなって独立した今、ひとつのことに気付きましたよ。あの小さな息子に肩車をしてやれるなら、わたしはなんでもするでしょう。
( ;∀;)イイハナシダナー
やばかった。啓蒙書みたいなものなのだが、こういう本を読んで泣いたことは数あれど、本気で泣きが入りそうだったのは初めてだったし、読んだのが電車の中とバスの中でさえなければ実際に泣きじゃくっていたであろう。羅川真里茂の「僕から君へ」のひろむみたいに。
何度も言うようだが、僕はもう若くないようだ。しかし、いったい何処がツボにはまったのか? というのは漠然としか答えられないあたりが未熟なところだ。
この手の本で必要なものとしては「実行しやすいこと」「例示が具体的であること」「実行しなくちゃいけないと思わせるなにかがあること」と僕は考えているわけだが、こういう話の主題に子供たちとの関係性を持ってくるのは酷い。たまらないじゃないか。
いいなぁ、これ。面白い。しばらく読み直そう。