はてな年間100冊読書クラブ:029

海をみあげて (電撃文庫)

海をみあげて (電撃文庫)

なーーんーーでーーこーーこーーでーーおーーわーーりーーなーーのーー!? ナメてんのかッ!
短編集にしたってさぁ、切っていいところとよくないところとあるじゃん! 8月の電撃hpに短編が掲載されます、じゃねええーよ! 尻切れトンボにもほどがあるッ! ここで「五年後」とか「大学卒業後に再開したとき」の話を最後にやるのは基本だろうがッ! それを載せないでどうするッ! 8月号買えってのかッ!
別に、なんだ。電撃文庫だから文章力とかには目をつぶるよ。急展開もまあよしとする。空飛ぶくじらが完全に投げっぱなしなのも許そうじゃないか。だが。起承転結はどこにいった。いや、よりハッキリ言おう。結は何処にいったッ!
ノスタルジーがやりたいのはわかるのだが、切ない感じを出したいならもっと洋助に夢中な感じを描けッ。名前で呼ぶようになったシーンとかが露骨過ぎるだろうがッ。空飛ぶくじらのお膳立てで、だからってなんでもしていいと思うなッ! 具体的には幽霊小話ッ! あれはこの世界観じゃなくても充分成立するよくある話だッ!
それでも! …それでも。実際まあまあ面白かったと思っている自分が許せない。俺はそんなにこの手の話に飢えているのか。