はてな年間100冊読書クラブ:047

国盗り物語(二) (新潮文庫)

国盗り物語(二) (新潮文庫)

EDが涙なくしては読めない。なにゆえ俺ほどの英傑にさえも、寿命は平等に訪れるのか。人生が倍あれば、あるいは生まれながらにして大名の座にありさえすれば、天下は間違いなく俺の手元に転がり落ちてきていたであろうに!
生まれながらにして大名であった信長もしかし部下の反乱という寿命によってその志を絶たれ、実際に天下を取ったのは、農民出身であり、かつ同じ程度の62歳とか63歳とかで死去した秀吉であったという事実は道三から見ればもはや皮肉といしか言えまいな。これぞ天恵か。運命とはままならぬものよ。
そしてちょっと調べると、親子二代説が最近の主流なのね。面白そうだ。時間ができたら…いつになるかわかんないけど、調べてみよう。