カニバリズーム!!!!

  • ぎゃくてんこもり!

ちょっとこう、境遇とか病気とかで幼児性を大いに保ったまま成人せざるをえなかった男にたいして、おもわぬ母性を引き出された小学生の女の子がなんとかすべく一生懸命頑張りつつ絆を深めていって、というあたりからしてもう駄目だ。
いや、駄目なのは漫画ではなく俺の脳であり、文字にするとこんな感じになるが実際はここまでそれっぽい漫画ではないのだが、いや、もう、なんかとにかくこの漫画は駄目だ。いや駄目なのは漫画ではなく俺の(ry
でも、この女の子が、頑張ってオムツを買いにいったりとかしてるのはきっと、やむにやまれぬという状況そのものゆえのみではないんだよな、きっと。という具合に想像を働かせる余地があるあたりが影崎さんのうまいところというか、俺の脳が(ry

  • 大好きな人を捜しています

ま、まさか影崎さんの漫画を読んでいて、ポトフと化したしゃれこうべ等を見ることになろうとは。冷静に考えればそういう漫画をいかにも描きそうな感じの人ではあるのだが、考えてもおらなんだ俺の油断であったか。
面白かったが、オチが「いかにも」といった感じで、そこはちょっと好みではなかったなあ。

  • 西の森のヴァンパイア

オチが! オチがすべて! こういうオチこそが吸血鬼ネタの醍醐味だよなあ。つうか、こういう話が好きなのは、ガキのころ図書館や図書室や公民館などを駈けずりまわって日本中の昔話や伝承から異類婚姻譚を調べて読んでまわっていた経験上であるかもしれない。たぶん、その流れで、これも好きなんだなぁ、きっと。
雪女が男を愛して、男は自分とまぐわうことで死んでしまうのだが、しかし子供を孕み、どういうわけか人間として生まれてきたその子供を育ててもらおうとして民家のあるところまで降ってきて、いつの日か立派に育ったその子供を目の前にしながらも、しかし忌まれる妖怪である自分は名乗り出ることも出来ず、……というような話ってほら、結構あるわけだけども、昔っからアレが好きでなあ。
で、そのものというわけではないが、それに近いストーリーラインの話でした。よくある話ではあるけれども、いや、何度焼きなおされても俺はこういうのが好きなんだろうなあ。どうしようもねえなぁ、俺。

  • 麻希ちゃん 恋のお助けエンジェル

疲れきった人妻がかもし出す、あらゆる男をまどわしてのける魔性のフェロモンというのは一度でいいので是非お目にかかってみたい。
内容自体は普通にコメディであって、ラブですらない感じがあるので、感想らしい感想もなく。……というのは、かりん外伝みたいなタイトルで売りに出されている短編集としてどうなんだ。