アバター

そういうわけで「アバター」を観に行った。日頃からはありえないくらい混んでいて、やはり映画館は我々常連枠とでもいうべき席を確保しておくくらいの気遣いは必要ではなかったろうか。
…というほど、最近は映画を観に行ってもいないな。ちょくちょくいくとするか。
アバターというのは、まあ、あのアバターであって、オンラインゲーム的なアレですね。主人公たちはいったいどういう理屈によるものか、超凄い科学的なアレによって人工的に作った違う生命体にいわば憑依してそれを自在に動かすことが出来る、という。それをもって異星の原住民と接触をはかろうとするが……といった具合。
まあしかし、そういう足元の設定はとにかくとして、話全体としては別に目新しかったわけではない。やはり売りは3Dであり、高いところにたったときとかの足元のゾクゾク感とかがほかの映画とは桁違いだったような気がするし、やたら高いところ高いところに上ろうとするのはまさにそれが理由であろうな。
惑星レベルでの植物電気信号ネットワークって凄いねえ、緑の王みたいだねえ、的ななことを一緒に観に行った友人にいったらすげえスルーされた。悲しい。実際には緑の王以前にもいくつか読んだことがある気がするのだが、どうも思い出せない。今読んだら当時の比ではなくもっと面白く感じるのだろうか。
どうでもいいが、この大佐どのは凄まじく有能だな。最後の最後まで、勝利の可能性がほんのわずかにでも存在する選択肢をためらいなく選んで、死ぬまで逆転を諦めなかったしな。