はてな年間100冊読書クラブ:003

ここからジリジリ押し上げていってユーラシア全域まで生存圏を広げていく、というわけには明らかにいかない以上、何処かしらでこういう流れになるのは当然ではあるんだが、しかし何もかもがあまりにもトントン進み過ぎてる感じがするなあ。要するに調略で幻獣の内部崩壊を誘っているわけだが、しかし、こう、なんか、うーん。うまく行き過ぎててちょっとといわず予定調和の違和感が付きまとう。
この世界の水産資源はどれくらい確保できてるんだろうか。消滅した国家も無論あろうが、欧州の一部の国家などは合衆国に亡命政府かなにかを立ち上げていたりするんだろうか。この手の世界観が割と壮大に描かれている作品が大好きな俺がどうものめりこめていないのは、そのへんをもうちょっとチラつかせてくれることすらしてくれないからなのかもしれない。