映画 カンフーパンダ

カンフーパンダを見た。
タイ・ランが哀れ過ぎる。捨て子だった自分を拾って育ててくれた師匠に褒めてもらいたい一心で、己のカンフーを古今無双にまで練り上げたタイ・ランが、才能とか運命とかそんなイミフメイな単語で選ばれたラーメン屋の不肖の息子なぞに殺されるまでの話
タイ・ランは悪人だ。そこは間違いなく、彼は罰を受けるべきであり、あるいは、あそこで死ぬのもやむなしであったかもしれん。だがシーフー老子は、シーフー老子だけは、彼が龍の戦士に破れその命を失ったことを悲しんでやるべきではないのか。シーフー老子は自分でも、育て方を間違ったといったではないか。ちゃんと育った子だけがオマエの子か? 可愛かったタイ・ランが、あれほどの戦士に育った(しかも自分に褒めてもらうためだけに!)タイ・ランが、あんな誰からも尊敬されず報われない哀れな死に方をしたのは、すべて自分の所為だというのに! 一瞥もしないのか? 墓を作ってやることも描かれないのか? 遺品がないことを悲しまないのか? そんな馬鹿な話があるか!
アマゾンアフィリエイトを登録したので張ろうかと思ったが、別に見る必要があるとも思えないので、単にリンクを張るのみとする。