ブレイブ・ストーリー

びみょー。だが、世界最後の日を大スクリーンで見れただけでも、この映画は見る価値があったと思うシチュエーションマニアな俺。
で、3冊読み終わった直後に観に行ったからかも知れないのだが、まるで早送りのようだ。具体的には上巻を最初15分でやっちゃったくらい早送り。ミツルが普通の萌えキャラに変更されているところも気になる。
かつ原作でやりたかったこと語りたかったことを軒並み削り、普通の娯楽アニメに仕上げている感じはある。良いか悪いかは別にして、そこそこヒットしているところを見るとそれは成功だったのだろうというのが、原作好きには逆に少し寂しく感じる。
だが! だが、そんなことはどうだっていい。
重要なのは魔族とファイアドラゴンとの決戦シーン。クリスタル・パレスを覆い尽くすように無限に湧き出る魔族たちとハイランダーの決死の戦い。絶望度では原作のほうがずっと高かったけど、やはり絵的なインパクトがあるのとないのとでは大違いだ。