はてな年間100冊読書クラブ:017

風林火山 (新潮文庫)

風林火山 (新潮文庫)

文体が軽快過ぎて僕の好みとはやや違う、というのが評価のすべてであろう。
正直なところ僕は合戦や立会い風景が血沸き肉踊ればそれで満足であるという非常に偏った趣味をしているので、戦国モノでありながら合戦風景がずいぶんサラッと流されたこの話は、期待していたほどは楽しめなかったというのが本音だ。
いや、それでも面白かったのだが、関ヶ原の大激突などに比べると天下無双の豪傑たちが一堂に集結して合戦を行うというドリームに比べると合戦規模はどうしても小さくなるしな。
そして一番納得がいって興味深かったのはあとがきでした。
と、ここまで書いて思ったが、架空戦記読めばいんじゃね? 俺。信玄メインの奴とか普通にあるだろうしな。