はてな年間100冊読書クラブ:062

ここまで酷い本は久しぶりに読んだ
ここ最近、ちょっと自分の精神が不安定な気がしていたので本を読むときもよかった探しをして書くようにしている。で、よかった点も確かにあったと思うのだが、それらすべてが吹き飛んでしまうくらい酷い。粗製乱造で荒木ファンを食い物にするこういう本が出始めたことを、僕ら荒木ファンはもっと警戒すべきだし、ちゃんと情報を仕入れた上で取捨選択すべきではないかと思った。
つうか、俺、漫画分析とか死ぬほど嫌いなのに、荒木先生関連本だっつって読んだのがそもそも間違ってる気がする。なのでそういうのが好きな人にあげたほうが、本としても嬉しかろう。そうするか。具体的にはカナシロにプレゼントするのでもしまだ買っていなければ今度会ったときに催促すべき。
まあそれはそれとして。
この本にも似たようなことがちょこっと書いてあるけれども、例えば最近だとRebornなどが個人的にそう思えるのだが、明らかに発想が男性的ではないといった作品に出会った場合にこそ特に「すげえな」と感じる、ってのは実際にある話だと思う。荒川弘などもそう思うが、感性の違いってのはやっぱりあって、少女漫画の「ああーこういうところに焦点を置くのか」的なものも読んでいて面白いのだが、女性が少年漫画を描くときにどうなる、といった微妙な、違和感というよりは肯定的な感覚なのだけど、なんだろう、うまくまとまらん。なにか違うよねっていう感じがいいのだが、だからなんだ、ってところにまで話がつながらないのはきっと俺が眠いのと疲れているからだ。