はてな年間100冊読書クラブ:066

黒田如水(吉川英治歴史時代文庫 44)

黒田如水(吉川英治歴史時代文庫 44)

吉川英治さすがだなー。昔も今も面白くない本は面白くないが、これだけメジャーになってる人の本はやはりメジャーになるだけの理由があるものだ。
大恩人たる半兵衛殿を死なせてよいものか、いいわけがあるまい。といったくだりを見て「壬生義士伝」の「私は長男なので腹など減りませぬ」ってのを思い出した。どちらもベタベタの内容ではあれども、こう、なんだろう、前後の流れをもって丁寧にやればたまらんのはやはりたまらんのであって、そしていいように踊らされている俺の不覚よ。
吉川さんの宮元武蔵が兄貴の本棚にあるのに気が付いたので、次あたりそれ読むかなー。