はてな年間100冊読書クラブ:012

俺はいかなる理由あろうと、法的根拠もなにもない、ただ「立場が上である」というだけで目下の者に暴力を振るうシーンが反吐が出るほど嫌いだ。母親が娘にするのであってもそれは変わらない。話を聞こうともせずにとりあえず折檻、というのは、理不尽通り越してほとんど狂人の仕業といってよい。同じ理由でルイズも実はあまり好きではないが、ルイズのああいう気質は母親を見て育ってからであろうと思えば、この母親はあまりいい影響を娘に与えたとはいい難いのではないか。
まあ出来レースというか、最終的にこういう鞘に収まることは(格闘漫画の主人公がトーナメントに参加したときだいたいにおいて敗北の心配がないのと同じように)わかりきっているわけだから意外性もなにもあるはずがないのだが、しかし気になる点として、最近どうも才人の活躍頻度が少ないのではないか、ということになるな。
フーケが出てきたのはいいが、なんだっけ、あの隻腕の、ええと、ワルド。ワルドだ。あいつはいったいどこにいったのだろう。
今回(俺的に)一番重要なのは、やはり言語翻訳に関するくだりであろうか。そうそう、こういうのちゃんとやってくれれば(俺が勝手に一人で)大いに盛り上がるのになー。なんでほとんどの作品はやってくれねえのかなー。