はてな年間100冊読書クラブ:011

だからなんだというわけではないが、エルフの異常な戦意の低さはどうしたことだ。あれで撤退するあたり、整合性を考えれば先住の魔法は連射が出来ないということになろうが、それだと詠唱がいらないという設定が微妙に意味がなくなる気がする。いや、前後の描写を考えれば、異常に戦意が低いことそのものにはさしたる違和感はないのだが。
つうか、砂漠の民とか、イスラムみたいな描写をまさかエルフでやるとは思わなかった。すげえな。中世におけるヨーロッパ人からみたイスラム教徒という意味で、ほとんど違う生物である、という風に考えれば確かに異種族ではあろうが、ドワーフとか出てくるのかな。
どうでもいいが、これを読んでいて、タバサみたいな無口で無機質なキャラクターはあまり好きではないはずなのだが、タバサは割と気に入っている気がしてきた。なんでだろう、と考えてみれば、本読んでるからかなあ。思えば、一心不乱に本を読んでいるキャラクターというのはそれだけで親近感が沸き、たとえばリアルで俺の常識を逸するほど大量に読んでいる人間はそれだけで(多かれ少なかれ)なんとなく尊敬している気がするが、タバサもあるいはその路線なのかもしれん。いや、つまりタバサは割と好きですよ、というだけのことであり、別にどうだっていいんだけども。