目の前の席にジャバ・ザ・ハットみたいな女がイビキをかいて寝ていて、後頭部シートを思い切り蹴飛ばしてやらなかったあのときの俺の不甲斐なさを誰か罵って下さい。
タイトルが微妙に変更になっているのはなにか意図があってのものなのかな。それとも訳した人が適当にやっただけなのか。
「よくあるストーリー展開」であることを叩かれている人もあるようだが、そもそもこの映画はリメイク作であるとか、このストーリー展開を映画で最初期にやったのはこの映画であるということはあまり知られていないのかな。僕も旧作見たことないけど。
やあ。まあどちらにせよ現代にわざわざリメイクするんだからその辺も少し捻るべきではなかったかなとは思うが、それはそれで批判もあったろうし、難しいところだね。
驚愕の展開、とかそういうものではないので、そういうのを求めていくと肩透かしにあうので、見に行きたい人はそこは気をつけたほうがいいと思った。
ストーリーの本筋はまあだいたい(←重要。大筋は変わらないがざっくりとは変わってる)変わらず、かつ現代風アレンジを入れて映画として見せるためには映像に凝るしかないわけだし、キアヌの演技が無機質な感じだったのも多分そういった意図からだと思うのだが、ああ、難しいな。えらそうな事を言うが「よく出来てる」という印象の映画だった。爽快アクション重視の人がカタルシスを重視して見に行くとたぶんガッカリする。
余談だが、僕はこの手の公式サイトによくある「飛ばせないムービー」みたいなのが死ぬほど嫌いだ。何故こんな操作性を犠牲にするようなギミックをあえて組み込むのか意味がわからん。