直江兼継ほどの腹黒い男が、なんであんな風になるんだろうなあ。歴史に詳しくなく歴史好きですらない女性のライターが萌えの切り口で書いた歴史シナリオという意味で、今年の大河は随分と貴重な映像なのではないかと思えてきた。義の人であり、あとキャラ萌えの要素を組み込んでシナリオを書くとこうなる、というのが覿面に見えて面白い。
この直江は、ことあるごとにすぐ泣いたり、戦ってのは要は殺し合いであるということがまったく割り切れていないように見えるが、そういうのが「義」であるというフウに考えているようであって、かつ、ライターはそういうのが人気が出ると思ってやっている、ということであり、そこは覚えておくべきかもしれん。つっても飛び飛びでしかも12話までしか見てないけど。