新装版 翔ぶが如く (3) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (3) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (4) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (4) (文春文庫)

こういう続きものは、どのあたりからどのあたりまでがこの巻であったか、というのがいまいち感覚で把握し辛いため、感想を書くのが難しい。眠いときはなお更だ。
当然前回の続きであるわけだが、征韓論の是非について巻き返し終わった大久保の話と、下野する桐野や西郷それぞれの思惑であるとか行動の描写と、私学校の設立など色々と西南戦争の下地になる情勢の変化と、佐賀の乱と、征台論の発起と実行、といったところか。実行は5巻だった気もするが、まあ細かいことはいい。
池波正太郎の「人斬り半次郎」とまっこうから対立するような描写が散見されるのだが、実際どちらが正しいのだろう。鹿児島に旅行にでもいったら、そういう本とか資料とか読ませてくれるところがあるのだろうか。