PS3版ティアーズトゥティアラ
ティアーズ・トゥ・ティアラ -花冠の大地- アクアプライス2800 - PS3
- 出版社/メーカー: アクアプラス
- 発売日: 2009/07/16
- メディア: Video Game
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現在ようやく神殺しのダーンウィンを引き抜いたあたりであり、所々の盛り上がりどころはあるものの、PC版換算でいうとプレイも数度目になるためか、さして面白くはない。PC版とまったく同じ感想だというあたり、移植に当たってもう少しやることはなかったのかという気がしないでもない。なおかつSRPG部分に関しては明らかに以前より面白くなくなっているあたり、グラフィックを一新するとか、RTSをSRPGに切り替えるとか以前に、もっと他にやることはなかったのか。
製作が何をしたかったのかが、うまく伝わってこない。演出からも重量感が消え失せているため爽快感もなくなっており、素朴で味のあった絵は装飾過多のよくわからん普通のデザインになり、萌えキャラが乱舞するという、一山いくらのゲームになってしまっている。萌えキャラ化は時代の流れであるため仕方がないとしても、演出のこの重量感のなさは何事であろう。
などと文句を言っても仕方がないのだが、俺が製作ならどうするか、というのは、ゲームを考えるうえで大変重要な視点だ。たとえば俺がSRPGでもっとも嫌いなのが、だだっ広いステージを準備され、敵と味方を配置され、さあ戦え、というような状況である。前衛を一定数出撃させ、後衛を一定数出撃させ、前衛で有機的に前線を組みながらジリジリ押していく、というやり方しか戦術のとりようがないからだ。これが駄目だというのではなく、ゲーム的にほぼこういうステージしかないというのが駄目だ。
こういうのが多いんだな、売ってるSRPGには。スキルを自在に付け替えできます! とか、○○という特殊なシステム搭載! とか言われることは多いんだが、将棋が何故面白いのかわかってねえ奴が多過ぎる気がする。