潮干狩りがそんに楽しいかねえ

両親が例のごとく潮干狩りにいった。
俺は置き去りであるが、この話の主題はそこにはない。中年層を中心に妙に流行しているらしいとは予ねてより聞いていたが、目の前で実例を見せられてしまうと、なるほどそうらしいと思える。500円で半日が潰せて、なおかつ頑張ったほどに御褒美が増えるという大変建設的なレジャーであると思うが、俺はどういうわけか昔から大の苦手であり、何度も何度も執拗に連れて行こうとする母親に対抗するあまり大喧嘩したことがあるほどだ。何故だろう。
たとえば俺は海も波も魚も風も潮の匂いも好きなのに釣りは大嫌いである。残酷とかスポーツとして生物を殺す云々のに反対とかそういう主義を持つわけではない。単純化して考えると、俺は単にああいう、努力というか成果が運に左右されるのが嫌いなのかもしれん。
オチとしては、今の仕事はまさにそういう運に左右される仕事であるのでやる気がでず、深夜までの残業とかがあったとしても目の前で成果が出るような仕事がいいなあ、ということが言いたいのである。さて、ハローワークでもいくか。