• アンジェラ

ちいい。大物が公開された途端に映画館にどっと押し寄せおって。
映画館は常連枠とか常連専用の入館ゲートみたいなものを作るべきだ。
フランス人として生まれ育ってからこれを見たかった。…といったところだろうか。あるいはキリスト教圏に生まれて育ってこれを見れば印象もかなり違ったであろうと思わざるを得ず、つまり「コンスタンティン」のような価値観の相違から来るイメージの隔絶を感じた。
ジャパニーズ的にはもうちょっと複線が欲しい。「○○だから」ですべてを解決するにはあまりにも共通認識が違いすぎる。ファンタジーっていうのもわかるんだけど、「あなたにとって都合がいいほう」というくだりはどうも受け入れ難いものを感じるのは僕が基本的にSF方面の人だからだろうか。
その上でさらにストーリー自体も割とありふれているものなので、最後までどうもいまいち乗り切れなかった感じがある。リュック・ベッソンっぽいドラマっていうオーラが(ティム・バートンとかその辺ほどではないにせよ)滲み出ているので、そういった「乗り切れない」っていう部分が僕にとってこの映画を存分に楽しむには致命的だったんじゃないかと思う。
くう。「かもめ食堂」か「リバティーン」見ればよかったかな。
面白くなかったんじゃなくて、ただ決定的に趣味があわなかっただけなので、リュック・ベッソンのドラマを見たい人は観に行くと良いと思いました。
僕は「トランスポーター2」まで待つべきだったと悔やんでいるところです。あれは監督じゃないけど。