はてな年間100冊読書クラブ:097
- 作者: 榊涼介,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 文庫
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しかし、ののみはGPM時点で9歳だったか。実際には成長するって話だから、九州奪還作戦時点だと10歳くらいであろうから、うーん、教育云々はそもそも微妙なところではある。ただ「ののみはせんよくちょーだからちゃんとかうのよ」と、笑顔で断ったあたりは、ののみがいかに様々な大人たちにキチンと愛されて育ってきたかがよく伝わる素晴らしいエピソードであろうと思った。
いきなり話がそれ過ぎた。
しかし、がんばって叩きあがってきた連中やら士官学校でてブイブイ言わしてきてようやく前線に出てきたような連中が、戦場を体験したとはいえ学兵ごときにアゴで使われるのはさぞかし憤懣やるかたないであろうと思った。軍閥闘争などはGPMのファンとしては端の端であり、真実読みたいのはそんな内容ではないだろうと読み終わった今にすれば思うのだが、それでも読んでいる間はそんなことは思わないあたり、俺はさぞかし榊ガンパレを好んでいるのであろう。
物語がどれくらい進んだか、といわれると、ほとんど伏線張りに終始した、ということになろうが、さて、しかし山口防衛戦でなんとなく終わる気がしていた榊GPMがまだ続くらしいというのは歓迎すべき事態ではあろうな。wktkしながら待つとしよう。