はてな年間100冊読書クラブ:022

手元にはあったのに何故か読んでいない気がしたので読んだら、本当に読んでなかった。なにやってんだ俺。
物語に連続性があるようでいて実際にはほとんどない話が無数に連立している、という意味では、ブギーポップ・シリーズというのは同じ世界観を共有はするものの大体において全く違う話が展開されているわけであり、一冊一冊が独立した別の本であると思い込んでしまうのが精神衛生上よろしいかもしれない、などと思った。
あと時空間ネタは例のごとく俺の趣味に大いに合致するので、化石化した木が目の前に、というのは眩暈がするほどにたまらんのであって、ここ最近のブギーポップは正直どうかと思わないでもなかったが、今回は超面白かった。いや、超俺好みであったというべきか。