生鯖は安全か否か

生鯖は果たして安全か。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/242876
西日本新聞にこういう記事があった。主張を統計的に分析? というのだろうか。傾向として関東のアニサキスは内蔵に留まりやすく、九州などはそうでないため、九州の生鯖は極めて安全である。という表現になっている。極めて安全。極めて安全か。ほほう。
これは所詮学者先生の意見であると見るべきか、それとも西日本新聞の記者が無用な煽りを入れているのか、果たしてどちらだろうか。うちの母親などは生鯖が特別好きというわけではないが、だいたい十年に一度くらいはアニサキスに当たって大変難儀をしている。極めて安全というのはいったいどの基準に照らして"極めて安全"なのだろうか。
"比較的安全"というくらいなら納得もするのだが、たとえば我が家の母親などは生鯖に当たっても「まあ、生で食べてるんだから、たまにはこういうこともあるよ」というくらいの認識しかなく、視界が緑色に染まるという消耗と猛烈な嘔吐の相乗攻撃により徹夜しながらも、別にだからといって鯖を食うのをやめたりといったことはない。九州は極めて安全だとかいうのは、土着の人間どもがその食文化に慣れ過ぎて、アニサキスに当たったくらいでガタガタ言わないほど訓練されてしまっているというだけに過ぎず、実際にはそこまで安全でもないように思うのだが、どうだろう。
関東が俺の想像を絶して酷いというのは充分ありうるので、そこは棚に上げておきたいが。