焼き肉屋で飲み会

飲み会にいった。
例のごとく焼き肉屋である。肉は悪くはないのだが、飲み会にも関わらず、別にことさらに酒に力を入れている店ではなさそうであった。肉はそれなりに美味しかったが、売りと思われる一部のオリジナル(というほど独特でもないが)料理がどれも微妙であり、そこがちょっと残念な立地から店舗が脱出できない所以であろうと思われる。
牛筋御飯みたいなメニューがあり、おっ、と思って同僚と勇んで注文してみたはものの、脂っこいのは想像の範疇であったとはいえ、牛筋を煮込んだスープを使って米を炊いて壮絶に失敗した、とでも言わんばかりの味だった。妙な酸味を利かせてあるわりにサッパリなどはまったくしていないという奇跡的バランスを維持しており、あの料理に対して客観的に指摘してくれる人はいなかったのかと同情すらする覚えるレベル。3人で1杯あればいいかということで注文したのに結局俺が1人で6割方食うことになるというちょっとした罰ゲームを味わった。店自体は悪くなかったが、あれはもう頼むまい。いや、あるいは、だからこそ、むしろ頼んだりということはあるかもしれんが。
あとピリマヨソーセージという練りこんだようなソーセージは美味しかったが、チーズソーセージと完全に路線が被っており、なおかつチーズソーセージより美味しいとは限りなくいえない味だった。あれは素直にチーズにしたほうがよかったんじゃなかろうか。いや、むしろ今からでも。