仕事の日は

かくことがなにもない。
友人が俺を差し置いてトランスフォーマーを観に行ったようだが、それを聞くとちょっと行きたくはなるものの、2があまり俺好みではなかったので、本当に行きたいのかと言われてしまうと必ずしもそうではない気はする。
『スーパー8』と『小川の辺』は急いで観に行かねばならんが、コクリコ坂はどうしようかな。話題つくりにために行っておくというのも悪くはない気はするのだが、主演格にナガサワマサミがいる時点でもう駄作決定みたいな妙な宗教観が俺にはあるため、そのあたりはちょっと躊躇する原因となりえている。

韓国ドラマ

訂正しよう。韓国の歴史ドラマには多少興味がなくはない。
むろん、秀吉の朝鮮出兵に関する話が混じるからだ。こういう話は割りと美化されがちで、たとえば李氏朝鮮が完全に己の実力で秀吉軍を撃退したのだというようにしたがったりしそうなものだが、母親が観ているのを横で見る限りどうやらそういうことはないらしい。
王が心労で後方に下がったりとかいうのを美談みたいに描いているあたりが大河としてはある程度やむを得ないところであろうと思うのだが、腐敗しきっていたことで(俺のなかで)有名な李氏朝鮮に対する現代韓国の歴史観を見るようで、そういうところは面白い。最近の日本の大河ドラマでは、義だの愛だの、やたら近代的あるいは後世で広まったはずの儒教的な価値観を当時の人間が持っていることを前提にして作られていたりするわけだが、韓国でもそういうのがあるのだろうか、と思えば、なんとなく登場キャラクターの動きやしぐさや価値観にも興味深いものを見る気がする。そういうわけであっちの歴史ものは好きだ。
戦の規模描写が小さいのはこちらと同じで、まあ、金がないんだろうな。そういうところもなんだかんだ言って日本と同じよね。

マイティ・ソー

マイティ・ソーを観に行くのこと。
さすがはハンマー界の重鎮であるだけのことはあり、圧倒的ハンマー力であった。あらゆるものを打ち砕く無敵のハンマーであった。しかし内容としてはだいたいそれくらいしか覚えておらず、特に面白いというほど面白い脚本でもなく、言うほど見所のあるアクションでもなかったように思う。
最後の『アヴェンジャーズで帰ってくる』という単語はどこかで聞いた気がするが、最近みた映画にアヴェンジャーズ系のものがあったっけかな。はて。

嫌韓

何度もいうようだが、何かを嫌うという行為はエネルギーを使う。
俺には無理だ。正直俺にとって韓国が日本にぶつけてくる憎悪などというものは(実際にそんなものが存在しているとしても)どうでもよすぎる。母親が見ている韓国のよくわからんドラマは正直なところ俺にとってまったく面白くはないが、それは俺が単に嫌いだというだけの話であって、ドクターハウス等のアメリカドラマが可であり、韓国ドラマが非だというのは筋が通らん。
それを流すことそのものはどうでもいいのだが(いや本音を言うと俺がメシを食っている横で執拗に韓国ドラマを流すのは極個人的な理由で勘弁していただきたいが)、うちの母親が日本のドラマにまったく興味を示さなくなっているというのはちょっと面白くない流れではある。かくいう俺などは生まれてから日本のドラマを面白いと思ったことがまったくなく、観てみようと思っても続かず結局ほとんどまともに最後まで観たこともないのだが、そうではないはずの母親が日本のドラマに完全にそっぽを向いて海外ドラマにのみ眼をやっているというのはちょっと難しい話だ。
脚本とかどうなってるんだろう。以前、流言的に「脚本化としてプロになるべく訓練を受けた人間が書いているわけではない」というような話を聞いた気がするが、あれの真偽も実際どうでもよかったので調べなかった。別に必ずしもオリジナルである必要はないというのは映画やミュージカルの例を出すまでもなく当たり前のことだが、単に映像化するならアニメ化のほうが優れているところも多々あるわけで、住み分け、というのは難しい話だ。俺などは完全に傍観者なので適当なことを言うだけだが当事者は大変だな。
ところで実写ドラマってDVDの売れ具合とかで採算とってるんだろうか。よくわからん。視聴率とスポンサーCMだけで元が取れる時代は終わっているのではないかという気もするが、俺くらい筋金入りの素人になればそのあたりはサッパリわからん。誰か詳しいかた、哀れなやっくんめに御教示賜りたく。

へうげもの

へうげもの(13) (モーニング KC)

へうげもの(13) (モーニング KC)

面白さはもう安定し過ぎているので今さら書いてもアレだが、アニメ化までされて、漫画以外の本もちょくちょく出ているというのに、近所の本屋でまったく売る気がない配置なのはちょっと気になる。まあ、そんなに一般受けする漫画のようには思えないので、それはそれでいいんだろうけども。

嫌韓

嫌韓、というのは大変エネルギーがいるものだ。
俺には出来ん。歴史的に韓国との交流が比較的深い地方に住んでいるからか、俺はキムチは好きだし、プルコギも好きで、韓国についてそこまで忌避感があるわけではないと自分では思ってるが、煽るようなニュースをみたときには不覚にも多少の怒りを覚えることもないではない。
では中国はどうかというと、不思議なことに、まったくそういう感情はわかない。最近はいろんなニュースを聞くことがあるわけだが、しかしどういうわけかまったく中国に対する忌避感を覚えることがない。何故かというと、中国人に友人がいるからなんだろうなあ、という気がする。男塾とかバキで中国に対する幻想を刷り込まれすぎたのも関係あるかもしれない。爆発しようが何をしてようが、中国はすげえなあ、さすがだなあ、みたいなノンキな感想がまず出てくるあたりが俺の限界ともいえ、まあ、そんなもんよな。
利害関係は利害関係であって当然で、そこに気に入る気に入らんはあって当然だが、まあ、それはそれとして中国に遊びにいくというくらいの心積もりは欲しいよね。『敵ながら天晴れ』というようなことを考える余裕くらいは常に持っていたいものだ。